出る杭は打たれる
【意味】
才能があったり、手腕があって抜き出ている人は妬まれて排除される。
差し出たことをする人は、非難される。
一人だけ目立とうとすると排除される。
【由来】
江戸時代前期から用例が見られる。
日本に稲作が伝来した際に、田んぼを区分けする杭を打っていた。
均等に高さを揃えて打っていた。そこから派生したとする説がある。
【使い方】
・彼は目立った行為をしたから、皆からひんしゅくを買った。出る杭は打たれるものだ。
・出しゃばった後輩に対して風当たりが強くなった。出る杭は打たれるものだ。
【雑記】
日本は出る杭は打つ。そんな傾向が強い様に感じる。
島国がそうさせるのか?農耕社会の風習、習わしがそうさせるのか?
横並びが心地良いのかもね。
お金持ちに厳しい社会。
拝金主義を批判することも、目立つ杭を嫌っているが故?
でも、なかには打たれてもなんとも思わない人もいたりする。
良い意味で面の皮が厚い。石頭の杭がいたりするのである。
羨ましい。なんとも羨ましい。
あとは、松下幸之助氏が言っていた「出過ぎた杭は打たれない」
あまりにも高い杭はハンマーが届かない。圧倒的高さ。
心理として、雲の上の存在に対しては妬みとか嫉みは生まれないのかも。
隣の芝生は青く見えるくらいが、ターゲットにしやすい杭。
私の目の前に杭があったとしたら?
羨ましいとは思うけど、打つ勇気はない。
そんな私は、目立たない杭。目立ちたくない杭。
だって、頭ぺしゃんこは嫌だもの。