三河の大名から天下を取った男。徳川家康。
74歳の人生を全うした。その重みたるや壮絶なものだったはず。
人質時代で苦汁をなめ、泥水をすする。成人した後も苦労の連続。
そんな徳川家康が残した言葉として・・・
「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し」
という言葉がある。
人の一生というものは重い荷を背負って遠くの道へ行くようなもの。
あせってはいけない。
人生は長く苦しいもの。辛抱強く、努力を重ねて一歩ずつ進む。
こういった意味がある。
人は一人で生まれて一人でこの世を去る。
持たされる荷物は人それぞれ違うものである。その荷物をどこまで持ち続けることができるか。時に荷物を置いて行きたくなることもあるだろう。
でも、置いた荷物というのはまたどこかで同じ荷物を背負わなくてはいけない。
荷物を捨てて一時は身軽になったと思っても、どこかの道でまたその荷物に出会うものである。私はそう思う。
だったら、もう覚悟して持っていくしかないね。
周りを見渡せば、一人じゃない。
他の人だって荷物を持って歩いている。
苦労は試練。
さて、荷物を降ろすその時まで、なんとか背負って生きていこうじゃありませんか。スマートに背負わなくても良い。きつい顔、苦しい顔をしても良い。
なんとか・・なんとか・・。