豚に真珠
【意味】
豚に真珠を与えても、豚は真珠の価値を知らないので意味がない。
どんな立派なものでも、その価値を知らない者にとってはなんの役にも立たないこと。価値が分からない者には貴重な物の価値がわからないこと。
【由来】
新約聖書・マタイの福音書7章6節
聖なるものを犬に与えてはいけません。また豚の前に、真珠を投げてはなりません。それを足で踏みにじり、向き直ってあなたがたを引き裂くでしょうから。
【使い方】
・彼に高スペックのパソコンを与えても、豚に真珠だね。
【雑記】
語源が聖書だったとは知らなかった。面白いね。
彼・彼女にあの綺麗な服は似合わないね。っていう使い方は誤用らしい。
あくまで、相手にとって価値がないことを表すと・・・。
このことわざを使うことで「あなたへ宣戦布告します。」と言っているようなもの。くわばらくわばら。
現実でこのことわざを実用しているところを見たことがない。そりゃそうだ。豚も可哀想なものである。
SEとしては端くれ、末席に位置する私にとっては日々新しくリリースされている便利なアプリやシステムも豚に真珠である。豚に真珠にならないように日々勉強するべきなのであるが・・・。
「真珠の価値を知っている」かつ「豚が大好きな人」がいれば、豚も救われると思う。・・・で、豚がその人に対してなにかサービスを提供することが出来ればWin-Winであると思う。
令和はそのような優しい世界が繰り広げられるのではなかろうかと希望的観測を抱いている。人の手で役に立たないものを役に立たせるようにしていく、あるいは相乗効果によって価値を向上させる。これからはそんな社会になっていくような気がする。
豚であったとしても日々アップデートしていくべき。物の価値を勉強していきましょう。と自分に言い聞かせてみる。